ツキ板シートで補修・リニューアルを始める前に、まずは貼り付ける物の「材質」と「表面の状態」を確認しましょう。
基材の材質や表面の状態によって、適したツキ板シートのタイプや接着方法が異なります。事前に状態を確認し、適切な方法を選ぶことが大切です。
補修では、次のような問題がよく見られます。
ただし、傷み方や基材の状態はそれぞれ異なるため、すべて同じ工程で補修できるわけではありません。作業を始める前に、十分な時間をかけて状態を確認してください。
部分的な剥がれがある場合は、次の2つの方法が考えられます。
方法1.剥がれた部分を補修してから貼り付ける
方法2.表面全体を剥がして貼り直す
方法2は労力と時間がかかりますが、既存の表面を取り除いて下地から整える方法です。下地の状態を確認しながら、丁寧に作業してください。
基材の表面に塗装が施されている場合は、塗膜の状態を確認しましょう。
塗装膜が劣化している場合、そのままでは接着剤が十分に接着できないことがあります。基本的には、木の下地が出るまで塗膜を取り除き、接着できる状態に整える必要があります。
1.塗膜剥離剤を使用する
塗膜剥離剤を使用して、既存の塗装を取り除く方法です。ただし、製品によっては臭いが強いため、室内で作業する場合は換気や使用上の注意を十分に確認してください。
2.電動サンダーなどで削り取る
電動サンダーなどを使用して、塗装膜を削り取る方法です。時間をかけて丁寧に作業し、塗膜を取り除いて下地を整えます。粉じん対策や保護具の使用にも注意してください。
塗装を取り除き、接着に適した下地に整えることで、ツキ板シートを貼り付けられるようになります。
リニューアルには、扱いやすい「イージータイプ」がおすすめです。
【重要な注意点】
アイロン専用ボンドは、木の表面に浸透して接着するタイプの接着剤です。塗装膜が残っている状態では十分に浸透できないため、使用できません。
また、ポリ合板・プリント合板・アクリル・ガラス・金属など、木の下地が露出していない素材にもアイロン専用ボンドは使用できません。基材に適した接着方法を選んでください。
木質素材で塗装がされていない場合は、比較的シンプルな工程で貼り付け作業ができます。
ラワン合板・MDF・ランバーコアなどの木質素材が基材の場合は、次の手順で下地を整えます。
塗装されていない木質下地であれば、次の組み合わせが使用できます。
それぞれの特徴を確認し、作業する面積や貼り付け方法に合わせてお選びください。
ツキ板シートは、貼り付けた後に保護塗装を行うことで、表面を保護し、きれいな状態を長く保ちやすくなります。
せっかく天然木の美しい表面に貼り替えたのですから、仕上げに保護塗装を行いましょう。
【塗装時の重要な注意点】
一度に多量の塗料を塗布すると、塗料が接着層に浸透し、接着層を傷めるおそれがあります。塗布量に注意しながら、慎重に作業してください。
塗料について詳しく知りたい場合は、使用する塗料メーカーのホームページや製品説明をご確認ください。
Tadashi Ban
本物の天然木を、もっと手軽に。
国産材をはじめ、世界中から厳選した天然木を「ツキ板/突き板(つきいた)」と「紙」で加工したツキ板シートを、DIYからプロユーザーまで幅広く販売しています。
ツキ板とは、天然木を1ミリ以下の薄さにスライスした「単板」のことです。この薄い天然木を、さまざまな素材や場所に貼り付けやすいシート状に加工することで、本物の天然木を使った木製化・リニューアルを手軽に楽しむことができます。
家具や建具のリニューアル、スピーカーや楽器の補修、インテリアやDIYなど、アイデア次第でさまざまな用途にお使いいただけます。
ギターなどにも使用されるメープル・マホガニーをはじめ、個性豊かな天然木を取り揃えています。天然木ならではの木目や色合い、自然な風合いを活かしたものづくりをお楽しみください。
ツキ板シートは、使い方や貼り付ける素材に合わせて選べるよう、3タイプをご用意しています。
それぞれ特徴が異なるため、用途や貼り付ける素材に合わせて最適なタイプをお選びいただけます。
各タイプの貼り方や使用方法も詳しくご紹介していますので、ツキ板シートを初めて使う方にも安心してご利用いただけます。
「身近なものを天然木に変えてみたい」と思ったら、ぜひツキ板シートをお試しください。天然木ならではの美しい木目と自然の風合いを、DIYやリニューアルに取り入れてみませんか?