■ ツキ板シートを使用した補修やリニューアルには、まずツキ板シートを貼り付ける場所の状態を認知する必要があります。ツキ板シートのタイプを選択する前に必ず調べておく必要がある事です。
■ 補修の場合の多くは「表面のツキ板らしき物が剥がれてきている」「経年劣化で表面が著しく汚れてきた」などの理由が多いのですが、状態は様々で同じ工程で補修作業が出来ない場合があります。
■ 塗装の塗膜層を削り取れるのかを考える。剥離剤を使用して塗装を溶かし綺麗にする方法や、電動サンダー等で塗装膜をすべて削る方法がある。匂い等が気になる場合には剥離剤はお勧めできません。時間をかけて塗装膜を削り取ってください。
■ 硬化した塗装をすべて取り払い接着剤でツキ板シートを貼る作業をしてください。リニューアルにはツキ板シートの「イージータイプ」がお勧めです。塗装がすべて削り取れていれば「アイロン専用ボンド」で貼り付ける事が出来ます。
■ ご注意いただきたいのは、塗装が着いている状態のままでは「アイロン用ボンド」は使用出来ません。「アイロン用ボンド」は表面に浸透して接着するので塗装膜に浸透出来ない状態では接着出来ません。同じ理由で木製品でない物「ポリ合板」「プリント合板」「アクリル」「ガラス」「金属」にアイロン専用ボンドは使用出来ません。
■ 作業はとても簡単です。表面をサンドペーパーで平滑に綺麗にしてツキ板シートを貼るだけです。アイロン専用ボンドで出来ます。
■ ツキ板シートを貼っただけではリニューアル完成ではございません。折角綺麗に貼り替えたのですから少しでも長くこの状態が続くように保護塗装をしましょう。木工用の塗料のなかで自分で使える塗料を探して塗りましょう。保護塗装の方法は塗料に記されている方法に従って行ってください。塗装について詳しい事が知りたい場合には塗料メーカーのホームページをごらんください。
■ 塗装に付いての相談は弊社にするのではなく使用する塗料のメーカーにおたずね下さい。木製品に使用できる塗料はツキ板シートにも使用できます。ツキ板は厚みがとても薄ので塗布量を出来るだけ少なくし何度も塗り重ねてください。