ツキ板シート「ノーマルタイプ」+アイロン専用ボンドでの貼り方
 

ツキ板シート「ノーマルタイプ」を貼り付ける素材や構造により作業手順は異なります。

1.必要な道具
  • ツキ板シート「ノーマルタイプ」
  • アイロン専用ボンド
  • 家庭用アイロン
  • スポンジローラー(ヘラ・ブラシ・刷毛)
  • 樹脂ローラー(ツキ板シートの表面を傷つけず圧着できるものであれば良い)
  • サンディングペーパー#220程度
  • フラットな端材(無くても問題なし)
  • 留めピン(必要に応じて)
  • カッター
  • 定規
  • ベニヤなどの端材(必要に応じて)
2.アイロン専用ボンドとの相性

■ アイロン専用ボンドが使用可能な素材

  • ラワンベニヤ(合板)
  • MDF
  • パーチクルボード
  • ランバーコア
  • 天然木

未使用の木質の素材には、導管(無数の小さな穴)がある為アイロン専用ボンドが浸透し接着が可能となります。

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■ アイロン専用ボンドが使用できない素材

  • ガラス
  • アクリル
  • プラスチック
  • アルミ
  • ステンレス
  • 塗装付きの素材
  • プリント合板
  • メラミン
  • ポリ合板
  • オイル塗装付きの素材

アイロン専用ボンドが素材に浸透できない為アイロン専用ボンドが使えません。





綺麗なアイロンで作業しましょう

アイロンの表面は綺麗に見えても汚れが付いている場合がございます。その状態でツキ板シートに当てると汚れが焦げてツキ板の導管に入り込み取れなくなる場合がございますので、使用前に濡れた雑巾等でアイロンを奇麗に掃除してから貼り付けに使用しましょう。

下地(基材)の準備 <1>

1−1.ツキ板シート「ノーマルタイプ」はツキ板シートの中で一番厚みが薄い商品ですので、下地の凸凹を顕著に拾いやすい。できるだけ平滑になるようにサンディングしておく。(サンドペーパー#220〜#400)

1−2.サンディング後のオガコやホコリなどを綺麗に拭き取る。コンプレッサーが有ればエアーでとばしてしまうのもいいですが、無い場合は乾いた雑巾等で「はたく」ようにベニヤなどの木目に入り込んだオガコを落とします。

注意:オガコ等の拭き取りがきちんと出来ていないとアイロン専用ボンドにオガコが混ざり接着不良の原因又は凸凹の原因になります。

接着剤の塗布 <2>

2−1.アイロン専用ボンドをスポンジローラーで、ツキ板シート「ノーマルタイプの裏面」と「基材」の両方に均一になる様アイロン専用ボンドを塗布します。基材の導管が埋まるようにボンドを塗布

2−2.両方の塗布後に5分程度待ち、塗布したボンドを指で触ってもアイロン専用接着剤が付かなくなるのを確認し、2回目の塗布を1回目と同じように両方に塗布する。コーナー部分や塗り忘れ部分が無いか確認しながら塗布する。

注意:1回目のアイロン専用ボンド塗布後に乾燥させすぎると2回目が融着出来ずに層になり、接着できない原因になるので作業時の気候や温度に気を付けて半乾きのタイミングを計る。

アイロンで押さえる <3>

3−1.ツキ板シート「ノーマルタイプ」の裏面と基材を重ね、樹脂ローラー等で空気を抜きながら圧着させる。100度程度に熱したアイロンで中心から端へ空気を出すイメージでアイロン専用ボンドを融着させる。

(ツキ板シートを基材に重ねるタイミングは半乾きの状態2−2の作業と同じタイミングです)

注意:ツキ板シートのカットは貼りたい基材の大きさより大きめにカットして貼り付けて下さい。ツキ板シートは天然木ですので熱や水分で伸縮するためサイズが足らなくなる恐れがあるため。

余分な部分をカット <4>

4−1.ツキ板シート「ノーマルタイプ」を貼った部分を下にして、余分なツキ板シートをカッターで切り落とす。

4−2.サンドペーパー#180〜#220で残った余分なツキ板シートを、指に引っかかりが無くなるまで削って仕上げる。

注意:カッターで切る際に早くカッターを動かすと木目に沿って切り込みすぎてしまうので十分気を付ける。

接着の確認 <5>

5−1.できれば24時間又は一晩程度時間をおいてツキ板シートの表面に「ふくれ」や「浮き」がないか確かめる。

(もし「ふくれ」や「浮き」がある場合はもう一度アイロンで押さえて再接着を試みる。アイロンで押さえても再接着できない場合は、カッターで切り目を入れて接着剤を塗り込んで再度アイロンで押さえます)

サンディング <6>

6−1.しっかり貼り付けができているか確認してから全体をサンディングする。(#220〜#400)

6−2.サンディング後にオガコをエアーで飛ばすか、雑巾等ではたいて綺麗に落としておきます。

注意:ツキ板シートはとても薄いので同じ場所を何度もサンディングしない様に心がける。オーバーサンディングすると1からやり直す必要があります。

保護・仕上げ塗装 <7>

ツキ板シートを始め天然木には必ず仕上げ塗装(保護塗装)が必要です。木工用の塗料であればどんな塗料でもツキ板シートに使用できます。

使用する塗料により塗装方法は異なりますので、塗料メーカーの説明に沿って塗装作業してください。

最後に <8>

基本的な貼り方の説明ですので貼る場所の素材や状態により作業方法が多少異なります。実際の貼り付け作業はお客様の判断と責任で行って下さい


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ショップについて

Tadashi Ban

国産材をはじめ世界中から輸入された天然木を「ツキ板/突き板(つきいた)」+「紙」で構成した、ツキ板シートに加工してDIYからプロユーザーまで幅広くネット販売しています。

木材を1ミリ以下に薄くスライスした「ツキ板・突き板・単板」を、色々な物や現場で貼り付けられるように加工した「ツキ板(突き板)シート」は、本物の天然木で簡単に木製化できます。

他にも、ギターにも使われる「メープル」「マホガニー」などのツキ板シートも販売しています。

一度使っていただけると天然木の良さが実感でき、天然木の好きな方や自然の風合いをお求めの方に満足していただける商品です。是非一度弊社のツキ板シートで色々な物を天然木で飾ってみてください。

ツキ板シートのタイプも色々ございます。和紙で強化した物/粘着テープの着いた物/樹脂含浸紙で強化した物3タイプをご用意していますので、お客様にあった商品をお選びください。

ツキ板シートのタイプ別に貼り方のご紹介もしてありますので、初めての方でも安心してご利用いただけます。