天然木を薄くスライス

天然木は限りのある資源ですが、計画的な伐採と植林をする事で天然木のリンクが機能し、絶滅させてしまうことが防げます。

天然木の中にも成長が早い物と、成長が遅い物が存在します。その為成長の遅い木材を多く伐採すると、天然木のリンクはうまく機能しません。成長が早い物と成長の遅い物をバランスよく伐採する事が必要となります。

弊社の製作している木工用素材は天然木を薄くスライスした「ツキ板/突板」と呼ばれる物を使いやすい物に、加工して販売しています。

「ツキ板シート」「ふしぎな木」は厚みを1ミリの1/4に薄くした天然木を、紙で強化しています。使い方は基材に貼り付けて使う事が多く、安価な木材に高級な木材のツキ板シートを貼って化粧加工します。

現在では多くの基材が作られています。これらは成長の早い木材などを使用して作られており、ホームセンターなどでも購入が可能です。合板、MDF、ランバーコア、パーチクルボード、LVL、2×4などです。

これらの基材の表面にツキ板シートを貼る事で、高級な天然木の使用量を軽減させる事が出来ます。ツキ板シートは高級な木材をそのまま使用するよりも、何十倍、何百倍も有効に使用する事が出来ます。

現在弊社で扱う天然木の80％以上は、海外より輸入された木材を使用しています。日本国内でスライス加工された物を、弊社の工場でツキ板シートに加工しています。ここで重要なのは、ツキ板シートに加工する際に使用する接着剤です。日本国内で使用されている接着剤は安全基準が厳しいF☆☆☆☆の物ですので、安心して身の回りに有る物に貼り付けられます。